照恩寺報恩講・ヒナタカコ collabo
今年で何回目になるのだろう。
照恩寺の建立は1475年とされているので、単純計算をすると543回目の報恩講。
そんな伝統を絶やさず、未来に伝えていきたい。。。
などと考えて挑戦したのがテクノ法要。
矛盾しているかもしれませんが、お参りが無くなれば行事自体が無くなってしまいます。
伝統を守るために、形を変化させ新しい挑戦が生まれる。
【浄土真宗の寺院では、1年で最も重要な法要です。】

普段とは違い、たくさんの僧侶が集まって作法を勤めます。
伝統的な法要を言葉で表してみると「 煌びやかな飾りつけの中で、キレイな衣装を身にまとい、声を揃えてメロディーを奏でる。」と表現できます。
文章だけを見てみると、アーティストのライブみたいですが、法要自体がエンターテイメントなんだと感じます。
テクノ法要にご注目いただいていますが、報恩講でも伝統的な法要が中心です。
2日間の報恩講期間中、4回の法座を勤めるのですが、テクノ法要はその内の1回だけなんです。
【実は、15年くらい前からも「子ども報恩講」という行事を続けています。】

近所の子供たちといっしょに正信偈をお勤めして、紙芝居などを楽しんだあとは、みんなでお食事。
始めた当時は、若いお母さんから「お寺って、関係者以外が入ってもいいんですか?」なんて質問もありました。(^^;)
毎年、楽しみに来ていただく子どもたちも、すぐに大きくなって。。。
新しいお友達へのアプローチが毎年の課題です。
【今回で3回目となる照恩寺報恩講でのテクノ法要】

基本的に同じことはしないことを心掛けていて、今回プロジェクタで投影する映像は、Ken-ichi Kawamura氏の強く影響を受けて制作。
リアルタイムで音に反応したり、リアルタイムでエフェクトを操作するなど、新しい表現に挑戦してみました。
新しいアイディアがあっても、それを実現する技術が伴わなければいけない。
常に自分をアップデートしていかないと。
【ヒナタカコ×テクノ法要 配信開始記念LIVE】

今回のコラボライブは、配信開始記念と銘打っていますが、リベンジライブの気持ちが強いんです。
今年5月3日のコラボライブでは、機材トラブルのため、満足できるパフォーマンスが出来ませんでした。
そのため、ヒナさんとは「もう1回やりましょう!」と約束していました。
その後、楽曲の販売を望んでいただく声にお応えする形で配信を開始したので「配信開始記念」は、後から付いてきた感じです。
それにしても、ヒナさんの歌とピアノは凄い。
僕はそれを邪魔しないように気を付けてアレンジさせていただきました。
また、新作の制作も。。。
【有り難いご法話/畑中 尚治師】

毎年、報恩講で有り難いお話をいただいています。
お説教やご法話というと、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、その親しみやすい笑顔で、優しく問いかけていただいています。
【有り難い参拝者】

今年驚いたのは、奈良からご夫婦で参拝していただいた方。
しかも、2日間最初から最後まで。
いろいろとお話もさせていただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
全国のいろんなお寺にお参りしているそうで、こんなに熱心な姿勢に感謝です。
ちなみに、ここで使わせていただいている画像は、この方に撮影していただいたものです。