テクノ法要の意味、後付けします

知らない人からメールが届く。 そこには「私、仏教音楽も作れます」と。 僕は仏教音楽を作る感覚を持っていない。 ただ、声明をアレンジしているだけ。 送られた曲を聞いてみると、東洋っぽいメロディーが。
???仏教音楽ってなんだ???
素朴な疑問が湧き上がった。 仏教として表現すべきことは何なのか、考えるチャンスをいただいた。 特に浄土教について考えれば、表現すべきことは阿弥陀如来の世界観であることは間違いない。 そんなときのテキストは、もちろん経典。 「宝の樹や飾りが風に吹かれて、たくさんの楽器の音を重ねたような美しい音を奏でる」と書かれているがこれだけでイメージすることは難しい。 そこで根本に戻ると「阿弥陀」という言葉は「無限の光と時間」を表している。 阿弥陀の世界とは、時空を超えた世界である。 時空を超えた・・・
東洋とか、とっくに飛び越えてる。
まるで4次元世界? サイバー空間? SF?・・・
テクノっぽいじゃん。。。(^_^;)
宝の樹や飾りが風に吹かれて鳴る音も、ランダムに変化するノイズ的に表現・・・
方向性、間違ってないよな。。。
という訳で、今後「テクノ法要は何でテクノなんですか?」という質問には、
「仏教が持つオリエンタルな固定観念に囚われない、阿弥陀という時空を超えた世界観を表現するためです!」 と返答することにします。(^_^;)
仏教音楽が東洋的ってイメージもステレオタイプなんだと、改めて考えさせられました。